催眠術と催眠療法

ネットサーフィンしていたら、

 

「ヒプノセラピー、催眠療法 習うのちょっと待って」

 

 

との題で検索がヒットしました。

 

 

 

どのような内容なのか興味をひかれ、

 

のぞいたところ、

 

すごく、

 

落胆し

 

情けなくなり、

 

呆れを通り越して、怒りを覚えました。

 

 

 

彼がやっていたのは

 

催眠術。

 

 

 

彼が言うには、

 

ヒプノセラピー、催眠療法のように回りくどいことをせず、

 

早くトランスに入れることが重要との認識だったと思います。

 

 

 

そこまでは問題ないし、セラピストとの考え方の違いだけと思います。

 

 

 

ですが、やっている内容が最悪でした。

 

 

トランス状態に入っている前に出ている観客の無意識に

 

「目の前に嫌いな人が出てくる。

 

とてもは腹が立つ、

 

すごくムカついてくる。

 

貴方は相手から見えないからいくら殴ってもいい。

 

(手が動き始めると、)

 

殴り始めたらもっと殴りたくなる、

 

もっと怒りがこみ上げてくる。

 

さあ、怒りを解放してもっと殴れ。」

 

と怒りの気持ちを助長させていました。

 

 

 

おそらくそのクライアントは気持ちよかったのでしょう。

 

 

 

 

ですが、怒りを解放して、助長して、さらに強化させている。

 

そんな催眠術は質が悪い

 

なぜなら、そのクライアントは、増強された自分の怒りに捕らわれて、逃れられなくなるから。

 

 

 

 

そんなものを見て喜んでいる観客。

 

これも最低です。

 

 

 

 

催眠ショーをするのを否定しないし、催眠を周知させるのに役立ちます。

 

それは、見ていて嫌悪感を抱かないものに限られます。

 

 

 

「催眠」

 

 

これは、薬にもなるけど、相手を突き刺す武器にもなり得る。

 

 

誤った使い方をする人間がこれ以上増えないことを祈ります。

 

 

   髙橋